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2009年12月08日

Sad storyは突然に 第5話

[Bike!Bike!Bike!]
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ガードレール下を覗き込んだ時、途方に暮れるというのはこういう気分なんだろうなと思った。バイクで自走できるとかそういう問題ではなく、そもそもバイクを引き上げるのがほとんど不可能なところにNC35は落ちていた。では、その問題の写真を少しだけ・・・マウスカーソルを載せるとモザイクが外れる。尚、その状態からマウスカーソルを外すと画像は自動的に消滅する。これ、個人的にはケツ毛バーガー並に恥ずかしい写真なものなのでね。あしからず。

途方に暮れていてもしょうがない。とりあえず帰る足もないし、このバイクをそのままぶん投げておく訳にも行かない。こういう場合はバイク屋にヘルプミーするしかないなぁ。そう思っていると、恥ずかしいことに対向車線から一台のバイクがやってきた。

「うへー、こっぱずかしー。そのまま行ってくれ。」そう思っていたのだが、そのバイクは俺の期待を見事に裏切り停止した。
「大丈夫ですか?」
「ええ、とりあえず・・・俺は大丈夫なんだけどバイクが・・・」
「あらー。もしアレでしたら、下まで送りますよ?」
「すみません。まずはバイク屋に電話してみます。」
そういいながら、携帯が壊れていないかドキドキしながら携帯を取り出す。携帯は無事のようだ。液晶のバックライトが暗くて携帯の画面がよく見えない。やっとこさバイク屋の番号を探しだし通話ボタンを押すが、ウンともスンとも言わない。おかしいなぁと思いながらよく見たらなんと「圏外」である。さすがPHS。イザと言うときこれかよ。
「あー、圏外みたいです。」
「じゃ、通じるところまで乗せていきますよ。」
いや、ほんと助かる。地獄に仏とはまさにこのことだ。
「そのまえに、ちょっと写真撮っていいですか? こんなの滅多に見ないから。」
そりゃそうだ。俺だって見たことない。
「あ、カメラ持ってこなかったみたい。じゃ、行きますか。」
「すみません。じゃ、遠慮なく・・・」
2ケツの後ろなんて何年ぶりだろう。乗り方忘れたよ。と思いつつ、こんなところで遠慮してもしょうがないのでさっさと後ろに乗る。転倒したのも情けないが、またがるとき足がつったのがまた情けない。転倒のダメージよりつった足の方が痛てーのが笑える。ステップに足をかけるとつり具合が激しくなるので、足をステップに載せずブランとさせている俺。ごめんね運転しにくいタンデム野郎で。

途中、何か所かで電波の状態を調べるが、いずれも「圏外」だった。仕方がないので、さっき給油したあたりまで峠を下り、その近くのコンビ二からバイク屋に連絡をいれた。

つづく


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posted by oyajiman at 2009年12月08日 23:00:00



コメント

コロ

やはりつらい現実ですね(@_@;)
しかし、偶然にも通行者が居て良かったのかもしれませんね(;一_一)
実際、携帯も圏外で通行車両も一日に1,2台という道路もあるのですから(ーー゛)
続きは・・・・。
2009年12月10日 01:15:11

oyajiman

続きは・・・WEBで!!(しつこい)

まーなんというか、変なところでの悪運はあったりします。対向車は来なかったし俺は崖から落ちなかったし怪我もしないし、その癖すっげー親切なライダーが通りかかったし。実際あの人が通りかかってくれなかったら、電波の通じるところまでトボトボ歩かなきゃならなったわけですよ、ええ。それを考えるとちょっと恐ろしかったりします。
2009年12月10日 01:30:15

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