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2009年05月02日

ついにこのサイトのIEシェアが50%を割ってしまった

[サイト運営]
4月初旬にこのサイトのWebブラウザシェアはどうなってるの?と思って調べてみたが、その結果が思ったよりも面白かったので引き続き調べてみた。

3月の段階ではIEのシェアは54.9%まで落ちてきていたが、4月は49.9%と、ついに50%を切ってしまった。3月のブラウザ別シェアでは、IE7.0とFirefox3.0系が29.9%でほぼ同じだったが、4月はついにFirefox3.0系が34.4%とトップに躍り出た。といいつつ、あくまでこのサイトだけの話なのは言うまでもない。

ついでだったので、Google Analyticsでデータを取り始めた2006年11月からの推移を調べてみた。下のグラフがそれだ。
20090502-browsershare1.png
[PDF形式]

少々分かりにくいかもしれないが、IE系は青系統、FX系はオレンジ系統で色付けしてある。これを見ると、ブラウザの勢力図が大きく変化したのはFirefox3.0が出た2008年3月ころで、この時期を境にIEは急激にシェアを落としている。Opera、Safariのシェアは今まで大きな変動はなく、ほぼ一定している。Chromeは着実にシェアを伸ばし、4月の時点では3.7%にまで上がってきた。とはいうものの、この3つとその他もろもろをあわせて12%程度でしかなく、IE vs FXという構図は誰の目にも明らかだ。

個別ブラウザのシェアの推移のグラフも作ってみた。
20090502-browsershare2.png
[PDF形式]

IE6はシェアが落ちっぱなしだが、今年に入ってからはIE7.0もシェアが減少してきているのがはっきりと判る。どんどんシェアを落としているIE6.0ではあるが、未だしぶとく残っているのが興味深い。こういうデータを見てしまった俺は、超久々にデザインを変えてもIEでの表示なんかどうでもよくなってしまったんだけどね。

Firefoxは着実にシェアを伸ばし、4月は全体の37.3%であった。上にも書いたが、ブラウザ別では既にFirefox3.0系がトップに立っている。こちらはIEと違い、2.0からの移行は極めて早く進んだと言えるだろう。2.0のユーザを完全に継続させ、IEからの乗り換えも進んだということか。

今のところ、IE6+7連合 vs FX3.0という構図でFX3.0が一歩リードと見えなくもない。しかし、MSはOSの圧倒的なシェアを利用してIE8を配布し始めている。IEユーザはIE8で大きく進化したように感じるかもしれない(ウソ)全然ダメだけど。一方、FX3.1改めFX3.5は未だβヴァージョンの上、使ってみた感じとして3.0と大きく変わった感じはしない。それどころか今まで使っていたアドオンが使えなくなったりと、ヴァージョンアップによる弊害もある。今後もこのブラウザ覇権争いからは目が離せないな。

ちなみにthe acid3 testでFX3.5Beta4(win)は93点、Opera9.64(win)は85点、chrome1.0.154.59は73点、FX3.0.10(ubuntu)は71点、IE6.0は12点、IE7.0も12点、IE8.0は20点だった。最新版で20点のIE8って、なんなんだよ。シェアが落ちて当たり前だよなぁ。



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posted by oyajiman at 2009年05月02日 22:30:00



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