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2009年04月03日

危機感を煽る民放は考えを改めるべき

[これでいいのか]
W杯アジア最終予選中継 「危機感を煽る民放」と「冷静なNHK」、どっちを選ぶ?|SPORTS セカンド・オピニオン|ダイヤモンド・オンライン

先日、スポーツ中継インタビュアーのアホさ加減について書いたが、民放のスポーツ中継のお粗末さは以前から何も変わっていない。意味もなく危機感を煽り、わざとらしく興奮したフリしかしないタレントを用いてやかましいだけの絶叫中継をする。そんな中身を伝えようとする意図さえ汲み取れない中継などうんざりである。民放の程度の低い中継は腹立たしくさえあり、面白い試合もつまらなく感じてしまう。だから俺もNHKを最優先する。

そもそも、なんで民放がこんな滑稽なことをやらかすのかと言えば、一つは当然スポンサーの手前、それなりの視聴率が欲しいのだろうことは誰にでもわかる。しかし、根っこはもっと深いところにあって、民放では「視聴者はこういう仕掛けにかかりやすい」と考えているからに他ならない。つまり、視聴者のレベルを低く見積もっているのだ。

ことサッカーに関してだけ言えば、確かにJリーグ創世記にはそういう戦略で良かったかもしれない。Jリーグ発足後、TVがサッカーの露出度を高め、新たなサッカーファンを増やしてくれたのは疑いようもない。しかし、時は流れ、Jリーグ発足時に初めてサッカーの虜になった人も、既に15年以上サッカーを見続けているのだ。その間に日本はワールドカップに3度出場し、日韓ワールドカップも経験した。日本のサッカーファンの目は、民放が考えている以上に肥えている。その証拠に、ワールドカップ予選でさえ、ここぞという試合しか盛り上がらないではないか。民放が煽ってくれなくとも、大事な試合はみんなが良く分かっている。それでも視聴者をバカにしたような演出に走るのは愚かとしか言いようがない。挙句の果てに、WBCと対比してみたり、相変わらずのキャチフレーズを連呼したり・・・特にWBCの流れをサッカーにまで持ち込んで味噌糞一緒にしてしまうのは逆効果でしかないのではないか。このあたりは、宇都宮徹壱氏もコラムで指摘している。

カタルシスなき前進 W杯アジア最終予選 日本代表対バーレーン代表

民放の中継が支持されているのか否か、結果はいずれ分かるだろう。


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posted by oyajiman at 2009年04月03日 22:30:00



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