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2009年01月24日

プライドと見栄

[つれづれなるままに]
先日の会議での出来事。その報告者は報告内容に一部誤りがあることを伝えたのだが、そのミスについて少々厳しく言及された。そのミスは報告の数日前から判っていたのであるが、既に本社へ報告してしまった内容であったため、修正は次月に持ちこしという事になっていた。

他に大きなツッコミどころもなかったせいもあってか、このミスは予想以上に厳しく言及されてしまったのだが、まぁ、ある意味予想できた事でもあった。しかし、報告者はそこまで言及されるとは想像していなかったらしく、驚きと不満が入り交じったような表情をしていた。

その報告終了後、報告者は「やっぱり修正しておけばよかったじゃないか。」という内容の不満を漏らしていたのであるが、「今は修正しない」という事は部内でコンセンサスが取れていたことである。予想以上に厳しく言及されたことを不満に思うより、言及されるネタをそのままにしておいた時点で思慮が浅かったと言わざるを得ないし、言及されることを想定していたのだから、あのくらいの言及は覚悟しておくべきであろう。

俺はその厳しい言及を聞いていてもなんとも思わなかった。俺が当事者でないということもあるだろうが、もし俺が当事者であっても、修正しなかった愚かさや言及を想定できなかった思慮の浅さを嘆く事はあれど言及されたことに対して不満を感じることはまずないだろう。報告者の不満を耳にしながら、言及されたときに生じる不満の度合は「プライド」の大きさに比例するのだろうな、と思った。

プライドを高く保ちたいのに保つための策は打たない。それで不満を述べるのは何かがおかしいように思う。

そういうものは「プライド」とは言わず、一般的には「見栄」と言うのだろうな。



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posted by oyajiman at 2009年01月24日 22:30:00



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