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2008年11月04日

怪獣映画に関する疑問

[うんちくん]
怪獣映画というか巨大怪獣が出てくるやつ全てについてなんだが、先日ウルトラマンがどうのこうのとかやっているTVをみていてムクムクと疑問がわきあがってきた。

怪獣はとにかくでかい。身長は50メートル前後、体重は60トンとかである。ただ、地球上に現存する生物で最大のシロナガスクジラは体長20~30m、体重100~200tらしいので、その比率からいけば怪獣は軽い。つか、組織が似たり寄ったりの場合、普通は身長が30倍になったら重さは30の3乗倍=27000倍になってしかるべきで、ということは怪獣は1600トン以上でなくちゃ変だしもし60トンで済むなら発泡スチロールのような軽い組織がでないとおかしい生き物となってしまう。また、言い尽くされた話ではあるが、1600トンもの体重を支えるためにはもっと太い大腿部と大きな足が必要らしい。そういう意味ではガンダムなんてバランスが超変だよな。この矛盾だらけの設定が目に付くガンダムを俺は見だこだねいう話はどうでもいい(参考 理想のモビルスーツ設計論)。

そのような矛盾はさておき、この怪獣、そのほとんどは最後に殺されてしまう。木端微塵にされてしまう怪獣もいれば、ただ単にごろんと死んでしまう奴もいる。怪獣の組織が地球上の一般的な生物に近いとなれば、その体重のほとんどは「水」だろう。木端微塵になれば土砂降りのように怪獣の体液と肉片が降り注いでしかるべきだし、その怪獣の破片は数日もすれば腐り始め異臭を放つ。そうなれば、怪獣が粉砕された中心から周囲数百メートルではとんでもなく臭いはずだ。

そもそも家の生ごみでさえかなり匂う。人間の腐乱死体はとてつもなく臭いらしい。アパートの一室から異臭がして大家が入ってみたら腐ってました、なんて話はよく聞く。人間のサイズでそのくらい匂うのだから、巨大怪獣が死んで腐ったらどうなるのか。

人間の場合、死後5日程度すると腐敗ガスが全身に発生するらしい。これは硫化水素・二酸化炭素・アンモニア・メタン・インドール・スカトールなどの混合した気体だそうで強い臭気を持つとのことだ(参考 科学捜査2 グロ注意)。つまりその匂いは目に刺さるような感じで、そのままでは匂いで気分が悪くなる奴が続出し、息をするのさえためらうほどになるはずだ。この腐敗ガスの一部は有毒なため、匂いだけでなく人体にも害をもたらすものだ。怪獣がそのまま死んでしまった場合も同じで、死体は腐乱し蛆がわき想像を絶する状態になるのはまちがいない。

よって怪獣の死体周辺は数Kmに渡って立入禁止となり死体処理作業に追われててんてこまいとなって然るべきと思うのだが、怪獣映画などはこのことになぜ触れないのかまことに不思議だ。


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posted by oyajiman at 2008年11月04日 22:30:00



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