ネット規制にばく進する自民党 「有害情報」を流せば懲役刑も|経済ジャーナリスト 町田徹の“眼”|ダイヤモンド・オンライン
ネット利用者が増え続けているからなのでしょうが、ネットの悪い面もどんどんと表に出てきています。なぜここまで規制規制と騒ぐのか、不思議ですよね。
利用者数や利用者の懐具合を考えた場合、青少年向けの携帯コンテンツ規制はそんなに経済面で打撃をあたえることはないでしょう。ネットにそんな影響力があるとは思えませんし、規制がうまくいったとしても今と大きく変わる事があるとも思えません。
なんだかネットを悪者にしたいという意志が感じられるのは気のせいでしょうか。
3月31日からNTTの次世代ネットワークである光ネクストが開始され、
アクトビラ-
wikipediaや
brancoのようなサービスがさらに活性化していくものと思われましたが、物事はそう簡単ではないようです。どうも
NTT次世代網、静かなスタート まだ地デジ見えずというニュースにもあるとおり、TV局が絡んだ映像配信が大きく足を引っ張っているように見えます。
このまま行けば、多分地デジ切り替えは期日に間に合わないでしょう。さらには地デジが映らない場所もたくさん出てくると予想されます。現に我が家は6局のうち2局しか受信できません。アナログであれば多少画像が悪くても受信できるのですが、デジタルは映るか映らないかの二通りしかありません。利用できない人の声が大きくなったそのとき、TV関連のネット配信はなし崩しに進められる可能性は大きいと思います。
そのなし崩しを防止するための先手として、このネット規制が打ち出されてきているような気がしてなりません。一部ではフィルタリング技術を
天下りの温床にするのではという話もありますし、移り変わりの激しいネット関連を動きの遅い官に任せたら大変なことになると断言してもいいでしょう。
といいますか、国外のサーバに関しては規制を適用できないのに、こんな規制をかけて何をしようというのでしょう。携帯電話は多少のガラパゴス化が出来ましたが、ネットでもガラパゴス化できるなんて思っているのでしょうか。もしできると思っているのなら、かなり
頭が御目出度いとしか言いようがありませんね。