PCはすぐ汚れます。キーボードやマウスは手垢で、本体は冷却用のファンが吸い込んだほこりで、そして、ディスプレイは吹いたコーヒーで。
PCを清掃するとき、絶対やってはいけないことがあります。それは洗剤成分を残すことです。OA用のウエットティッシュなどはお手軽なのでつい使いたくなってしまいますが、あのウエットティッシュにも微量ながら界面活性剤が含まれています。きれい好きな人のはずなのに、やけに黄ばんだPCとかキーボード見たことありませんか?あれはほとんどが洗剤成分を付着させたままにしていたからなのです。黄ばむのは「陽灼け」なんかじゃないのですよ。
俺がこれに気がついたのはふとしたことからでした。俺ってプラスチック製品にも車用のワックスをかけたりしてぴかぴかにするのが好きだったのですが、ワックスをかけた奴ってやけに黄ばむのが早いんです。これはもしやと思ってワックスなどの使用をやめ、清掃するときも洗剤分を十分に拭き取るようにしてみたんですよ。その結果、こんなに差がでちゃいました。
上の黄色い奴はウエットティッシュとかで拭いたりしてたころのキーボード。下は汚れがひどくなった場合は分解洗浄、軽い汚れの場合は中性洗剤を軽く染み込ませたタオルで汚れを落とした後、濡れタオルで洗剤分を十分に拭き取って清掃してきた奴。黄色い奴は10年選手ですが、下のキーボードも4年以上使っています。違いは歴然ですね。
CRTも洗剤や石鹸を染み込ませたタオル(ちょっとビチョビチョかなくらいがGood)で汚れを落とした後、きつくしぼったきれいなタオルで3回くらい拭くと信じられないくらいきれいになります。洗剤分も残らないのでいつまでも黄ばみません。ディスプレイの表面を拭くとCRTや液晶ディスプレイのコーティングが云々なんて言う人がいますが、濡れタオルでやるとコーティングにもあまり影響がないようですよ。
きれい好きなアナタ、是非おためしあれ。