ニューマシンは一応完成したが、やはりいろいろ気にくわない。VineLinuxでのチャタリングもどきの不具合は起動オプションで無効になっていたacpiを有効にしたら直ったのだが、Xがフレームバッファで動いているのはどうにもいただけない。チップセット内蔵とは言え、そこそこ速いグラフィック性能を使えないのは非常に気分が悪いのだ。
それから、初期投資でけちってDDRメモリを一枚、つまり64Bitのシングルチャンネルで使っているのもなんだか嫌だ。
ということで、小遣いも入ったし早速手入れを行うことに決定。対象はパワーアップの王道、メモリ追加とビデオカードのグレードアップだ。ふたたび諭吉を握りしめ、いざパーツ屋へまいらん。
メモリに関してはデュアルチャンネルで使うべく、DDR2-800 1GBを購入。メモリは何を買おうかなどとそんなに迷うもんじゃないのだが、問題はビデオカードだ。昔に比べるとメーカ数は激減しATIかNVIDIAの2社製しかないといっても過言じゃないが、メーカが少なくなった分、一社から出ているチップセットの種類が半端じゃない。大体は製品名の数字、ATIであればRadeonX○○○○、NVIDIAであればGeFoece○○○○の番号が大きくなれば高性能と思っていれば問題ないだろうが、シリーズが違うと比較がしにくかったりしてややこしい。
俺の場合は最高性能を狙っているわけではなく、そこそこ速ければそれでいいのだ。Linuxで3D性能をとことん使うことなんてまずない。というか、ゲーム以外で高い3D性能を要求するソフトなんて無いし。だから、俺のビデオカード選定の重要ポイントは「一万円以下」かつXが動く、なのである。その点で言えば、ATI、NVIDIAともにLinuxのドライバを出してくれているので問題は無いのだが、NVIDIAはかなり早い時期からLinuxのドライバを提供してくれていたメーカなので、この点を重視してメーカはNVIDIAに決定。チップは8000シリーズでお買い得っぽかった8400GS(コアクロック450MHz DDR2-800 256MB)にした。で、いつものとおりろくに調べもせずに買う俺だが、今調べてちょっとショック。このチップ、64bitだしダメじゃん。またやっちゃったね安物買いの銭失い。違うビデオカードを買いに走っている俺の姿が見える。ほぼ100%現実に起こるであろうことの予知夢が見えるよ。ああ無情。
という後日談はさておき、買ったビデオカードはこれ。
買ってきてからMSI製だと気がつく。買うとき何見てるんだろうね、俺。
うわぁ、派手だねー。
次回は、メモリとビデオカードで性能がどうなったか、ベンチマーク結果を主体に報告しようか。
PS.自作熱もぶり返してきたんで、新たに「DIYする?」というカテゴリを作ることに決定しますた。