Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2007年06月16日

拝金主義じゃない経営者っているのだろうか

[これでいいのか]
評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」 堀江氏、村上氏、折口氏を比較するで、3人を比較したエントリが出ている。隠し砦の三悪人よろしく的な扱いのこの方々であるが、堀江氏、村上氏とも「こういう業態だから経営者になれたんだろうな」という感じがする。要は変人という印象がするのだ。折口代表が一番経営者というイメージが漂っていると感じるのは同意する。多分そこには「直接使う人やつき合う人の数」の違いが表れているように思う。

さて、折口代表の印象はこれくらいにして、少々気になった点を一つ。

山崎氏はこの3人をすべて「拝金主義」としているが、拝金主義ではない経営者がいたら教えてもらいたい。あらゆるコストは「金」に換算して計測するのが普通であろう。ましてやビジネスとなれば実際の収益はもとより、将来性や経営者の資質も含めた価値を金額換算して計測するのは当り前の話だ。当然そのなかには従業員の満足度や世間に与える影響などの、いわゆる「ブランドイメージ」も含まれている。その金額換算した「価値」を高めていくのが経営者の使命ではないのか。

以前にもホリエモンちゅてきというエントリでも書いたことがあるが、世の中を全て金に換算して見るというのは世の中を測る物差しを一定にした計測方法であり、とても理にかなっていると感じる。それを必要以上に口に出して言えば「守銭奴」と呼ばれるかもしれないが、それが出来ない人は感覚でコストを計測して割を喰うだけだと思う。もちろんいわゆる経営者でなくても当てはまる話だ。

「儲ける奴=悪人」みたいなイメージを持ってしまいがちだが、利益を追求しないで潰れてしまったらそれこそ元も子もない。問題なのはその利益を社会にも労働者にも還元しない事であって、拝金主義かどうかではないだろう。逆に、金に換算できない経営者なんて危なっかしくて近寄りたくもないのだがどうか。



ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2007年06月16日 07:46:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする