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2007年06月11日

胡散臭いのはコムスンなのか

[つれづれなるままに]
近頃、訪問介護最大手コムスンの話題が賑やかだ。業界最大手でありながら企業ぐるみで不正をしていたと判断されたこと、コムスンの親会社「グッドウィル・グループ」の会長がジュリアナ仕掛け人の折口雅博氏であること、処分決定後も処分逃れと思われても仕方のない手法をとろうとしたことなど、話題には事欠かない。

コムスンを悪者として論じると話が判りやすく話題性も高くなるのだろうが、その一方でなにか引っかかりを覚える人はいないだろうか。俺はコムスンのやっていたことがどんなことなのか本当のところは判らなかったせいもあってか、このニュースを初めて耳にしたとき大きな違和感を覚えた。

俺は「介護だから」という理由でなぜ役所が主導権を握るのかよくわからない。そもそも「補助金」という餌をバラまいているのはどこなのか良く考えてほしい。その「甘い蜜」があるから「アリ」が集まるのだ。バラまく所が少ないが故、市場の監視機能も働かずこのような事態が起きても市場に残ることができるのだ。このような仕組を作ったのはどこなのかをうやむやにしてはならないと思う。

国が補助金をだそうが何をしようが事業にはコストはかかる。それを市場原理が働かない補助金などという麻薬を使うからコストも下がらず質もあがらないないのではないかと思う。コストだけではなく、役所が絡んだものは得てして画一的な融通の効かないものになりやすい様に感じる。人間相手の仕事が画一的であってうまくいくとは到底思えないのだがどうか。それこそ補助金を利用者に渡し、自分で選んでもらった方がまだいい結果を生むのではないかと思う。民間主導の事業として進めるのであれば、介護といえども市場の競争原理の中に置くべきなのではないのか。そして、どうしても手が届かないところに「官」が出ていけばいいだけだろう。

自分で変な種をまいておきながら「おまえダメだから出ていけ」だけでは、第二、第三のコムスンが出てくるのももうすぐだろうよ。



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posted by oyajiman at 2007年06月11日 08:11:00



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