最近になって、やけに中国産のものの怪しさが取りざたされている。まずペットフードが話題にのぼり、次は風邪シロップで騒いでいるようだ。
人間は大丈夫?中国産小麦粉、食肉飼料に流用
中国産毒性物質、風邪薬として売られていた
この話題、日本では結構な期間取り上げられることがないままだったのは知る人知る話。なぜマスコミはこういう話題を進んで取り上げないのかとっても不思議だ。いろんなところで話に出てから(要は「
周知の事実」的な状態になってから)、申し訳程度に報道し世間の出方(正確に言えば
スポンサーの出方だろう)を伺う。特に騒がれなければ
偽食品、中国深刻 キクラゲ・粉ミルク……のように、「調べてるんだよ」みたいな事を何食わぬ顔で出してくる神経が信じられない。と、マスゴミをゴミと騒いでもしかたがない。
実際このエントリを書いてから公開されるまでの数日で、こんな報道がされている。
有毒物質を入れても合法?中国産練り歯磨きに致死量の毒物
輸入土鍋:鉛・カドミウム漏れ 中国製、全国に2万個
中国産と言えば、誰が何と言おうが「
安かろう悪かろう」の代名詞だ。これはかなりイメージが払拭されつつあるかもしれないが、安いコストで出来たものに大したものはないのである。これを忘れちゃいけない。コストにはいろんな要素が絡むから高けりゃいいものになるとは言いがたいけれど、相対的に見て販売価格が異常に安いものは何か訳がある。少し前までの中国産のものは、中国の非常に安い人件費に支えられ安い価格で販売出来ていたと思われるが、その安い人件費もいつまでも安いままではいられない。
人件費が上がれば、いままでの利益を確保するために何かをしてくる。それが価格アップならまだ救いがあるが、原材料費に手を入れ始めると
トンデモないものを使う奴も出てくる。なんでもありみたいな国では、それがペットフードや風邪シロップみたいな形になって出てくる訳だ。
身の回りの話で言えば、輸入食品などの口に入れる物で、肉や野菜などの「そのもの」に対しての日本の規制はそこそこしっかりしているらしい。BSEではアメリカに押し切られているが、原体にはうるさいようなのだ。だが、少しでも加工した物は一気に規制が甘くなるらしい。このあたりは興味があるなら自分で調べてみればいい。加工品は本当に甘い。だから、加工品は「危ない」物がある可能性が高い。
簡単に実感出来る例だが、スーパーとかで売られている
中国産の食肉加工品を買ってきて食べてみてほしい。お薦めは「ニンニクの芽」のような癖の強い野菜を一緒にいれた豚肉の加工品だ。調味料に「味噌」が使われているとなお良い。味噌やニンニクなどは「肉」の臭みを隠してくれるはずなのだが、それでもこのような加工品の肉は異常に「
臭い」。うんこ臭いというか獣臭いというか、とにかく変な匂いがする。野性の獣の匂いではない。野性の獣は獣臭いがうんこ臭くはない。だから変な餌を食わせたか、一次加工後の肉の保存状態が悪いとか、ニンニクや調味料がおかしいとかでついた匂いだと思う。ちょっと鼻がきく人なら吐き気を催してくるのではないか。
本当の恐い物は「匂い」はしないだろう。だが、
繊細な和食の国に輸出する物としては及第点は出せない代物だと思う。「買い手」の事を適当に考えているところに、ロクなところは無いように思う。もちろん、BSE牛肉のアメリカも含めての話なのはいうまでもない。
しかし、ほんと何でもありなんだ。。