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2007年03月27日

爺さんの苦言

[決めてくれ~~]
ペルー戦後 オシム監督会見

オシム爺さんのペルー戦後のインタビューで、爺さんの思慮深さ、目標の高さに改めてうなってしまいます。

ペルー戦をみて「代表が進化していない」という感想を持つ人はあまりいないでしょう。しかしオシム爺さんはもっともっと上を見ているようです。それが顕著に表れていると感じたのはこの部分。
自分こそがチームの攻撃の起点であると思い込んだ選手、ボールをトラップして周りを見渡し、どこにボールを出そうかと、そういうプレーをする選手が1人いれば、相手チームにとっては、その選手1人をマークすればよいことになる。
うならされる言葉です。思えば今までも、攻撃の起点となる選手が封じ込められ苦戦を強いられたことは多々ありました。ためを作りボールを散らし攻撃の起点となる選手がいる、それは悪いことではないでしょうが、本当に強いチームと当たった場合にその選手が機能しない場面を何度見てきたことでしょう。そして敗因として「中心選手が機能しなかった」としか言及されない現状も。

その解決策を、練習やこのようなメッセージに散りばめて浸透させていく爺さんの手腕には、本当に感服致します。

逆を言えば、爺さんの俊輔に対する期待の大きさを表しているように思えます。もっとプレスの速い強豪と対戦したとき、今のお前の力だけで打開できるのか?もっとシンプルに素早く出来るようになったら、お前は今よりずっと重要な選手になってチームも強くなるんだよと。

それから、非常にうがった見方をすれば、今回のペルー戦でジーコとの違いを明確に表現したと言えるのではないでしょうか。布陣、メンバーともジーコのときと酷似しています。同じような布陣、選手を使ったってここまで出来るんだよと示唆しているようにも見えます。高原もこのチームに関して、かなりのいい感触を持っているようです。試合を見ていた人だって、あのチームがメンバー以外でジーコジャパンに酷似しているように思った人はあまりいないんじゃないかな?

こんな人に監督を引き受けてもらったことを、改めて感謝しなくちゃならないよな。

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posted by oyajiman at 2007年03月27日 08:28:00



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