少し前にデジタル放送を受信できるHDDレコーダを手に入れた俺。使ってみるとなかなかよろしい。追っかけ再生は非常に便利だし、テープがなーいと騒ぐ必要もない。画質の劣化もほぼない。いいことづくめって感じがしていたのだが、使っているうちにいろいろな不具合が気になってきた。
その不具合とは、いうまでもなくコピーワンスである。
御存じの通り、日本のデジタル放送は全て複製不可である。そのコピーコントロールシステムについては
これから増えるコピーコントロール「CPRM/CPPM」——その仕組みはどうなっている?あたりに書いてあるが、そのしくみはともかくとして、一旦HDに記録したものを安いDVD-Rメディアに移せないのはなんとも理解しがたい(いまではCPRM対応のDVD-Rもあるようだが)。録り溜めだけではいつ壊れるかわからんHDに入れっぱなしにしておくのは非常に不安だし、何よりHDの容量が減っていく一方になってしまう。困ったもんだ。
著作権を盾にとってこんな馬鹿げたことをやっているのは日本だけらしい。そんなこというのであれば、無料放送なんてやめちまえと言いたい。だけどいまの腐れコンテンツでは、Pay per Viewみたいなシステムで金を集めることができないだろうな。俺だって録っておきたい番組なんて映画の他にはほんの少ししかない。だから実害としてはそんなにないんだけれど、なんだかとても気分がよくないのも事実。まぁ、このあたりの不満は
「コピーワンス」大そもそも論や
ブルーレイは大好きだがコピーワンスは大嫌いに同感ってところだ。
それから、あのわけのわからんB-CASカードってのもなんだかなぁと言う感じ。これを入れないとデジタル放送が見れないらしいけど、それを管理しているのが
B-CASという単なる一企業なのはどうも腑に落ちない。まぁ、音楽著作権協会とおんなじ類のものなんだろう。
こういうしくみって、労せずに儲ける最高の手段なんだよな。目の前を必ず通過させてちょっとづつ上前をはねる、最高だね。勝手に決められ不便を強いられ、もう何も言うことありません。さすが民主主義の名を被った社会主義国日本ですね。
コピーワンスは見直しされるなんて話も出ているけど、さてどうなることやら。