医学都市伝説: なぜ男児出生率は高いのか?という、ちょっと面白い話題を目にしました。
"Time to pregnancy and sex of offspring: cohort study"では
一つの仮説は、Y精子はX精子と比べて、粘液の中をより速く泳げるというものである。
という仮説を立てているようですね。
女性の興奮度が高いときには男の子なんてことも聞いたことがあります。この話は興奮状態が高まると子宮内部がアルカリ性になって云々かんぬんという眉唾ものですが、もし興奮の度合によって粘液の粘度が変わる(興奮時は粘度が下る)としたら、より早く泳げるY精子がいち早く卵子にたどり着き男になりやすいと辻褄合わせができたりします。
また、昔からよく言われる「一姫ニ太郎」についても
一人目はまず早めにもうけてしまう→女の子の確率が上がる
二人目はそれなりに落ち着いてからにする→妊娠に至る期間が長いため男の確率が上がる
なんて無理矢理話をこじつける事さえ出来ちゃいます。
日本の低い出生率では妊娠に至る期間が長いことは十分に想定されますので、自ずと男が多くなるってのも理屈づけできますし、動物界において種の存続が危うくなると雌が多くなるってのもこういうことなのかも知れません。
仮定はともかく、妊娠に至る期間と男女の出生率になんらかの相関関係があると言うのは面白いですね。