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2006年11月02日

人生是暇つぶし

[つれづれなるままに]
人生とは暇つぶしである。俺がそう思うようになってしばらく経ちます。

家にいる猫を見ていてよく思うのですが、あやつらは腹が減ったら餌を食い、気が向いたら縄張を見張りにいき、遊んで寝るだけの猫生です。じゃ、そこに生きている意味があるのかなんて野暮ったいことは言いません。だけどそれだけです。野良猫の場合は、その要素に食物の確保と危険からの回避、繁殖が加わるだけです。生きていく困難さは野良猫の方が上です。猫にとっては困難の伴う野良の方が面白いのかも知れません。

人間だって、もともとは食物の確保が最優先課題だったはずです。俺の爺さんたちは、一日のほとんどを食物の確保や加工に費していました。その最大の課題が克服されたのはつい最近のことです。そして人間は、その余った時間をどんどん違うものに費すようになって行きました。それは仕事であったり趣味であったりするのですが、結局のところ生きている時間をなんらかのことがらに費しているだけです。多分本能的にある程度のストレスを求めているのでしょう。だけど、生きるために食物の確保が最重要だった頃に比べ、本当に生きている満足感があるのか俺にはわかりません。

家族のため、自分のために食物を確保し、そして死んで行く。そこには家族や自分をしっかりと守ったという満足感があるような気がします。死と隣合わせにいるから生きたいと言う欲求も強かったでしょうし、そこには命のバトンみたいなものをきちんと渡したという尊厳を感じます。

しかし、今はそんな時代に戻るはずもなく、サラリーマンは食物の代わりに賃金という代替物質を運ぶことになってしまっています。しかしそれだけでは時間が余ってしまうのが今の時代でしょう。要は暇つぶしです。ほんと今の人生はお気楽なものですね。


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posted by oyajiman at 2006年11月02日 08:28:00



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