先日の朝日新聞に
郵政公社、トヨタ式に混乱 指導社員「上辺のみ改善」という記事が一面に出ていました。こういう記事が一面に出る理由がなんだかよくわからんのですが、それはさておきこういうことの定着はまず無理かなと言うのが第一印象。
いくら御立派な素晴しいシステムであっても、やるのは人間ですからね。ちょっとしたルールだって定着させるには根気と必ずやりとげるという強い意志が必要です。例えばタイムカードは必ず押しましょうみたいな簡単なルールだって、そこに従事する人間がタイムカードを押すことの意味や重要性をそれなりに理解し納得して定着させねばなりません。しかしそれだけでは7〜8割しか達成できないものです。タイムカードを押すことが当り前と言う風潮が根づいて始めて9割を超える達成が可能となります。理屈をこねている間はダメなんですよ。
何をするにもまずはトップの強い意志、そして実施する側の十分な理解と徹底が何よりも重要でしょう。このようなお仕着せ方法はなかなか定着しにくいものです。トヨタがうまくいったのは、この方式がトヨタ内部で発案され実施されてきたからであって、そこにはみんながこの方式で進めて行くんだという意識の統一があったからに他ならないでしょう。
自発的で無い場合、これはもう強制的に進めるのが一番です。内部で「あんなもの必要ない」みたいな声を上げさせてはならないのです。反対者には否定させるのではなく改善案を出させ、単に否定する=現状を肯定するだけの輩にはきちんとした処罰を与えない限り、いつまで経っても定着は無理です。
この記事を読む限り、上層部自体がやる気無しモード全開なんじゃないでしょうかね。トヨタ式を取り入れるんだったら、上層部は耳にタコが出来るくらい言い続けないとだめですね。
郵便局に関して調べていたら、ちょっと
面白いページを発見しました。いやぁ、郵便局では有期雇用者を
ゆうメイトって言うんですね。内部で分裂していては何をやってもムダじゃないかと言うのが俺の率直な感想です。安易な結論だけど、オオナタふるった方がいいんじゃないの?