先日
ある元パソコン少年の独白に共感というエントリを上げましたが、あんな考えを持つのはマニアの心をくすぐる要素が減ったからにほかなりません。
マニアの心をくすぐる要素としては
希少価値と
危うさ脆さということが大きなポイントではないかと思います。バイクで言えば、もう誰も乗っていないバイク(絶版車とか非常にレアなマシン)はマニアの心をくすぐりますし、初期型RZのように操作性にコツがあり、乗り手にその操作性を要求してくるマシンもなかなか興味をそそります。また、きちんとメンテナンスをしてやらないと動かなくなってしまうようなマシンも非常に面白いものです。全て所有する満足感と優越感をくすぐる要素を持っていると言えるでしょう。
バリバリ伝説や頭文字Dなどでも主人公に入れ込んでしまうのは、誰も扱えないであろう超ピーキーなマシンで戦ったり性能面でかなりのハンデを跳ね返すテクニックであったりという、
剃刀の歯の上を歩くような危うさ持ちながら実現してしまう点にあるのだと思います。
PC関係も然りで、自作テクニックとかで面白いのはやはり極限を追求したものでしょう。一歩間違えると壊れちゃうとか止まってしまうとか、そういった危うさを持ちつつ絶妙なバランスで動かす、これに尽きるような気がします。
PCには、そういった要素はもうないように思えます。コストをかければ出来なくもないですが、悲しいかなお手軽に試せる物ではなくなってしまっています。
俺がジャンク品を好むのは、安いけど動かないかもというリスクが楽しいからです。だけどジャンク品で今のPCの性能を実現するのは非常に困難なことなのも事実です。バイクや車のように、乗り手のテクニックで戦える代物じゃないですからね。
いまさらながらですが、FM-11を引っ張りだして動かしてみようかなという気になっている今日このごろです。
どこまでやれば気が済むんだとw