Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2005年05月16日

資金枯渇

[だめだこりゃ株式会社]
だめだこりゃ社はB社が紹介してくれた弁護人と契約した。

通常、金融機関との交渉が開始されたと言っていいこの時点で、金融機関への返済や利子の支払はストップされる。そうしてキャッシュフローを少しでも増やしていかなくてはならない。

だめだこりゃ社の資金は枯渇寸前であった。俺は常識から言っても、すぐに金利支払ストップの交渉に入るものと思っていた。準メインも当然金利は止まるものと思っていたらしい。だが、メインバンクから来ている役員はそれを承知しなかった。そのため、結局メイン、準メインともに金利を支払い続けることになってしまった。

それどころか、メインバンクから来ている役員は、こともあろうに公租公課の引き伸ばしで資金の不足を埋めようとしていた。納税は社会に対しての会社の義務である。それが出来ないのであれば会社の存在価値などない。また、もし差し押さえなど食らったらそれこそお陀仏である。

この役員は、そのような社会的責任を放棄させてまで、自分の出身行を儲けさせたいのである。だめだこりゃ社の役員の顔をしているが、中味は全然違う。だめだこりゃ社は、こんな奴らに運命をゆだねてしまっているのだ。銀行はだめだこりゃ社なんてどうなっていいし、社員が路頭に迷おうと、取引先がどんなに迷惑をこうむろうとお構いなしなのだ。それが銀行なのだ。

俺は、代表者に「早く銀行関係者と縁を切ってください。」と申し入れた。出向者の引き上げはイコール会社倒産であるから、出向者は残しても交渉にはあたらせず、それ以外は退任させるべきだと申し入れたが、金融機関のしっぺ返しを恐れる代表者は決断しなかった。代表者は後々この金融関係者が最大のネックになるとは夢にも思わなかったのだろう。また、代表者は、多分いまごろになって後悔しているだろうと思う。誰の話が正しかったか、誰の意見を聞いておけばよかったか…だが、後悔しても遅いのだ。決定権は彼らにあったのだから。

ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2005年05月16日 04:25:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする