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2017年03月03日

禁煙にすると本当に売上は落ちるのか

[つれづれなるままに]
受動喫煙防止法案、外食産業に8400億円の打撃 民間調査

記事を読む限りこの調査は、当事者である外食産業に禁煙すれば客足が遠のくか否かを問うたもののようだ。禁煙にした実績ではなく、あくまで予想であることは注意すべきだ。

俺の知っている複数の飲食店は、数年前に禁煙にした。禁煙にする前は売上減が懸念されていたが、実施して見るとほとんど影響はなかったらしい。それどころか、売上が上がったという話もある。

喫煙者と非喫煙者、どちらが多いかといえば圧倒的に非喫煙者だ。最新たばこ情報|統計情報|成人喫煙率(厚生労働省国民健康栄養調査)によれば、平成26年の喫煙率は全体で19.3%。性別では男性32.2%、女性8.2%らしい。これはあくまで成人における喫煙率なので、未成年を含めるともっと少なくなる。人口推計(平成26年10月1日現在)‐全国:年齢(各歳),男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級),男女別人口‐を調べると、未成年の人口は約2,223万人で、全体の17.5%のようだ。つまり、日本全体での喫煙率は
成人喫煙率19.3% x 成人比率(100%-17.5%)=15.9%
となる。

なんとまあ、禁煙でそっぽを向く可能性のある人は全体の16%しかいないのである。それより、圧倒的に非喫煙者84%のほうがパイがでかい。当然マーケットが大きい方を狙うべきなのは言うまでもない。更には、決定権のある女性を呼べなければ集客は上向かない。となれば、禁煙しない手は無いはずなのだ。女性が望めば、喫煙者の男性だって絶対に我慢するだろう。

ついでにいうと、新幹線の喫煙車両の汚さを覚えている人も多いだろうが、煙草のヤニは内装をかなり汚す。禁煙にすれば内装の痛みはもとより、火の不始末によるアクシデントも抑えられる。

それなのに、なぜ禁煙に危機感を持つのかよくわからん。飲食店、いや、施設内の禁煙は絶対に良いこと尽くめなんだがなぁ。


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posted by oyajiman at 2017年03月03日 22:22:00



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