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2014年06月21日

日本代表が勝てない理由

[決めてくれ~~]
日本代表が勝てない。なぜこんな状態になってしまったのか。本田・香川の調子が今ひとつだとかザックの戦術がおかしいとか選手選出の時点で細貝や豊田を選ばなかったとか、原因であろうことはいくつも上げられるが、はっきりした理由はわからない。様々な理由が重なりあって今の状況になったとしか言い様がない。

ところが、勝つチームにあるものを上げてみると、その要素が不足しているため勝てないのだということがよく分かる。勝つチームにあって負けるチームにないものが3つある。

その1つが「持っている奴」の存在である。日韓の時は稲本、南アフリカの時は本田がそうだった。今大会では多分内田だったのだが、初戦で内田のシュートがキーパー正面に飛び、そのこぼれ球もコートジボアールのDFに紙一重でクリアされた時から内田の運は無くなってしまったように思う。今大会、内田はかなり良い働きをしている。そして得点の匂いがするところにはかなりの確率で絡んでいる。ギリシャ戦でも内田のクロスを決めていたら勝てていたかもしれない。あと少しコースがずれていたら入っていただろうシュートも数本ある。しかし、残念ながら内田の活躍は得点には結びついていない。

もう1つはチームの絶対的な柱だ。本田はその柱になりかけていたが、ミランに移籍する少し前からその輝きが薄れてきた。もう一人の柱である長谷部は未だ90分を戦っていない。勝つチームには大抵この柱がDF、MF、FWの各ポジションに一人という感じで3人くらいいる。ブラジルにはチアゴシウバ、ネイマール、オスカル、オランダはロッペン、スナイデル、ファンペルシー、メキシコはドス・サントス、マルケス、バスケス、ドイツはミュラー、エジル・・あれ、ドイツはいっぱいいるな。まぁこんな感じで、サラッと名前が出てくる。しかし今回の日本は誰も居ない。かろうじて本田の名前が出てくるくらいで期待された香川は全くダメ、長友も別人のようだ。

最後は監督の好采配だ。サッカーでは、監督が試合の流れを変えられるタイミングは選手交代とハーフタイムの指示くらいしかない。勝っているチームは選手交代のタイミングやハーフタイムでの修正がうまく行っている。ハーフタイムで前半の修正を行う、選手交代で試合の流れを変える。それが試合における監督の最大の仕事だ。そもそも勝っている時にチームをいじったり、調子の良さそうな選手を変え、調子の上がらない選手を投入するのは愚の骨頂であろう。

多分最終戦も日本は勝てない。負けないかもしれないが点数は取れない。なぜなら上記の3つのポイントが今の日本代表には欠けているからである。残念だが仕方がない。次の代表の糧になるよう、最終戦はしっかりとダメ出しをして欲しい。


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posted by oyajiman at 2014年06月21日 00:05:15



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