ビル・ゲイツ氏、「Ctrl+Alt+Deleteは失敗だった」
まぁこれはゲイツのちょっとしたリップサービスだと思うが、ゲイツというかMicrosoftというか、Windowsの最大の功罪は再起動文化を根付かせたことじゃないかと思う。最近はWindowsもかなり安定して、フリーズしたりすることは殆ど無い。だが、アプリケーションとかがおかしくなったら「再起動してみる」というのはとても有効な手段だし、実際これ以外に簡単な対策がなかったりする。
Windowsが普及する前、特に基幹システムに関しては止まることはタブーだった。LinuxなどのFreeUnixはその思想を引き継いでいて、だからネットにつながっているメールサーバやWEBサーバは止めなくてもいいUnix系が多い。
それに比べWindowsサーバは、ある一定期間で再起動をさせるのが安定運用のポイントだと複数の業者に言われた。実際WindowsサーバはUPSと連動させて一定期間で再起動するよう設定されている場合が多い。これが連続運用が出来ない、もしくは連続運用すると不安定になるということを端的に表している。まぁこれが悪いとは言わない。ただ、何があっても止まらない、止めないという美学が無くなったのも事実だ。
こういう「技術者のこだわり」がなくなっていくのは、少しさみしいような気がする。