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2013年01月27日

無作為抽出であればインチキ記事ではないんじゃない?

[つれづれなるままに]
ちょっとおもしろい記事を見つけた。

日本新聞協会のインチキ声明を報じる読売のインチキ記事を嗤う〜世論調査結果の分母の明示化もぜず「国民の8割以上」とかぬかすな - 木走日記

個人的には新聞報道は100%信じられるものではないと思うが、100%ウソというわけでもないだろう。一番の問題は「報道しない」じゃないかと思っている。まあ、簡単に言うとあまり信用していない。だから、上記記事のタイトルを見たときは「さもありなん」と思った。

しかし、読み進むに連れ、ある所で目が点になった。それはこのグラフ。


右記URLより転記 http://f.hatena.ne.jp/kibashiri/20130122143646

その下のグラフもそうだが、無作為に抽出した母集団であれば、その中での回答者(サンプル)の分布≒母集団の分布であって、上記のような分布になることはない。というか、そもそも「新聞や書籍にも軽減税率を適用するよう望む」と回答した人の割合をアンケート無回答者を含めた母集団数から割り出す意味がよくわからない。この理論が通用するのは、無回答者はすべて「新聞や書籍にも軽減税率を適用するよう望んでいない」場合である。この部分、上記記事では「4000人のうち7割の人達が非協力だった不十分な手前勝手の世論調査」とあるが、非協力的=新聞や書籍にも軽減税率を適用するよう望んでいない という理論は少々ぶっ飛びすぎている。本当のところは分からないが、先にも述べたとおり母集団自体が無作為に抽出したサンプルであれば、その中での「回答、無回答」で分布に偏りが出るとは考えにくい。

ただ、この記事についてはタイトルで「世論調査結果の分母の明示化もぜず」と、予めこのような反論の逃げ道を作っているので、まー、意図的なものだと思うけどね。手口がマスコミみたいだよね。

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posted by oyajiman at 2013年01月27日 22:00:00



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