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2012年10月25日

とある労組員だろう人たちの会話

[つれづれなるままに]
先日、帰りの電車で、隣のボックスに3人の会社員らしきオッサン達が座った。酒が入っているらしく結構威勢がいい。中でも最年長のオッサンはかなり活きが良かった。活きがいいので聞きたいわけでもない話がバンバン耳に入ってくる。ボケーッと話を聞いていると、この3人はどこかの企業の労働組合員らしい。今時組合員なんてめずらしーとか思っていたが、そのうち他の一人が突然「俺、全然やる気ないんですよ」みたいなことを言い始めた。

話から想像するに年長者も組合員もしくは組合経験者で、残り二人は確実に現役の組合員、それも委員とかをやっている模様。そんな人の口からの「やる気ない」発言は少々驚いた。それだけでなく、その年長者もそのやる気の無さを容認しつつ委員は続けろみたいな話をしていてさらに驚いた。その年長者いわく「適当に会合に出て酒のんでいればいい」とのこと。

こんな話を聞きながら、労働組合って存在意義はもうないんじゃなかろうか、なんて思った。そもそも日本は自由に解雇ができない国だ。解雇は出来ないし賃下げも簡単に出来ない。法律自体が労働者にやさしいのだから、労働者が集まって自分の身を守る必要性も少ない。今まで自分が務めた会社組織を見ていると、もう少し経営者の権限を強くしたほうがいい面も多々あるように思う。その最たる権限が「解雇」で、これが出来ないがために経営者は責任を取らず労働市場は硬直化し、そして、組合もその存在意義が失われているのではなかろうか。人の首を切ることは大変なことだ。その真剣勝負が出来ないがため、配置転換や窓際に追いやったりして虐め退職に導く。どっちが陰湿でたちが悪いかは言わずもがなだろう。

解雇の権限を与えれば、それはそれで問題も多く出るだろう。しかし、いじめの根源にはこういう社会の仕組みもあるような気がしないでもない。

オッサン達の話を聞きながら、とりとめのない思いが頭の中を駆け巡った帰宅時間だった。

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posted by oyajiman at 2012年10月25日 01:00:00



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