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2011年09月24日

帰宅ちょっと困難者

[つれづれなるままに]
今朝TVで、先日の台風による帰宅困難者の報道をしていた。今回は311の時と違い、デパートとかが急遽夜遅くまで営業したりしたので、電車を待つ場所があったという。311の時は駅もロックアウトされ、まさに路頭に迷う状態だったらしいが、それよりはずっとマシだったみたいなニュアンスで放送していた。これって、帰れない人のために営業時間を延ばしたと言う風にも取れるが、果たしてそうだろうか。

まず311と決定的に違うのは、家族の心配をしなくて済むということだ。いや、心配はしているだろうが携帯とかで連絡は取れただろうから、慌てて帰宅しなくともいい。働いている方も帰る手段は無いし、周りには帰れなくてうろうろしている「金づる」がワンサカいる。じゃ、とりあえずこのまま営業するか、となるのは不思議でもなんでもないし、ましてや善意だけで行ったものとは思えない。

話は少し変わるが、首都圏の帰宅困難者なんて311の東北に比べたらかわいいもんじゃ無いかと思う。こっちはまず電車が全部ダメで高速も一部通行止めの上、ガソリンがヤバイという状況の中、電気が死んだし携帯も電話も繋がりにくいので情報さえ掴めない。特に県外から来ている人はどうしていいのかわからんという状態が数日続いた。数時間じゃない、数日だよ。ガスも止まったし建物の損壊もあったので、仙台市内のホテルはほとんど営業ストップだ。ホテルだけじゃなく、他の施設とて営業することさえ困難だ。高速バスの乗り場には人が溢れているが、バスの台数にも限りがある。そんなパニック的な状態が解消したあとに来たのはガソリン不足で、これはもう日常の足をもがれたようなもの。帰宅困難どころか動けない状況がじわりじわりとやってきた。これが解消するまで一ヶ月近くかかった。

とまぁ、首都圏は騒ぎすぎだろ、と思ったので書いてみた。


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posted by oyajiman at 2011年09月24日 23:00:00



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