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2011年06月17日

「ダメな上司ほど部下が育つ」ねぇ・・・ふーん・・・

[つれづれなるままに]
ダメな上司ほど部下が育つ:日経ビジネスオンライン

とちゅうで田中さんが部長になったり課長になったりするので少々混乱したが、そんな揚げ足取りはさておきそれなりに納得できるところがある話ではある。だが、「馬鹿な親の子は馬鹿」となる可能性の方が高いのではないか、そんな違和感は拭えない。

まず、ダメな上司といっても「部下に取ってダメな上司」と「経営者や会社にとってダメな上司」がいる。それなりの地位についた人間で「経営者や会社にとってダメな上司」というのは少ないだろう。だから、ここでいうダメな上司というのは、ほぼ「部下に取ってダメな上司」、いや、もっと正確に言うと「部下からダメに見える上司」なのだ。それを「ダメな上司」というのかな、と思う。

ダメな上司のフリをした良い上司という部分にも少々引っかかった。そういう人って自分で意識してそういう行動を取っているわけじゃなくて、多分「素」だ。忙しくてかまっていられないとか、めんどうだからやらせちゃえとか、そんなもんだ。その時の対応がうまいというか、ちょっとした言葉遣いと気遣いが出来るかの差でしか無いように思える。大体「お前のために・・・」オーラまるだしの人なんてうざったくてしょうがないし、大きなお世話さまな人が多い。そういう人の行動は、人のためとか言いながら結局は自分のためでしかない場合がほとんどだ。

また、場面によっては人を単なる労働力として使わなければならない場面もたくさんあるし、その「単なる会社の歯車」として動くということからも何かを学ぶ奴は学ぶのだ。全て自己責任とは言わないが、仕事なんて数回教えたら後は聞かれたら教えるくらいで十分だと思っている。そうしないと何がわからないのかさえわからないままになってしまう。

読み物としてはおもしろいし納得できる部分もある。それでも、考えていない奴は伸びないというだけの話なのに、それを上司の責任や手柄にするのは如何なものか。

『やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ』

つまりはこれだよな。この文のすごいところは行動だけを表現し、その行動の良し悪しについては表現していないということだ。人を動かすためのポイントはこんな程度のものでしかない。そもそも良し悪しなんて後で思うもので、まずは動くこと、動いてもらうことが重要なんだけどね。


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posted by oyajiman at 2011年06月17日 23:00:00



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