12月は少しだけだアクセスが増加した。原因は不明。ただ、今までに無い傾向がみられたので、その辺からアクセス数の変化の原因を推測してみよう。
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12月は今までにないほどIEのシェアが
増加した。前月比でなんと6.6%もの上昇だ。全体的にみればIEは下降傾向のはずなのだが、このサイトだけで言えばIEのシェアは10月の49.3%を底として2ヶ月で11.9%も上昇したことになる。逆にFXとchromeはIEにシェアを奪われ、FXは前月比4.1%ダウンの20.5%、chromeは前月比0.9%ダウンの8.9%となった。
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ブラウザヴァージョン別でも同じような傾向が見て取れる。IEのシェア増はそのほとんどがIE8で、前月比で驚きの5.3%アップ、43.5%に達した。IE7も1%シェアを上げて8.8%に。その影響をまともに喰らったのがFX3.6で、こちらは前月比▲3.6%の18.9%。FX3.6がシェア20%を割り込んだのは昨年3月以来だ。
あまりにも不可思議な数値となったが、これはシェア率だけで見ているからこのような数値になったものだと推測される。ここ1年ちょっとのアクセス数の実数をグラフにしてみると、その原因がなんとなく見えてくる。
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これがアクセス数そのものをグラフにしたものだ。簡略化のためにブラウザシェアの大きいIE、FX、chromeだけに絞ってある。赤い太い線がアクセス数合計で、比較しやすいように右目盛(左目盛の2倍)で表示している。
見ての通り、IEは総アクセス数の変化にそのまま連動しているが、FX、chromeについては相関関係がIEより低いようだ。アクセス数が大きく伸びるときは大体がニュースサイトに取り上げられたりはてブが少し多めについたりするときなのだが、そのようなことがきっかけで当サイトに訪れてくれる人は圧倒的にIEユーザが多いということなのだろう。逆にFX、chromeユーザはどちらかといえば常連さんで、流行りものにはあまり左右されないのかもしれん。
俺のまわりを見ても、ごく一般的なユーザはFXやchromeに自発的に手を出すことはあまりなく、FXやchromeはそれなりのスキルを持っている人が使っている印象が強い。当サイトのアクセス状況とブラウザ使用者のイメージを重ねてみると、一見さんはIEユーザは多く、FXやchromeユーザは自分主体で情報を探す人が多いと言えなくもないような気がするが、どうか。
例年の傾向を見ると、このサイトは学校が休みになったりするとアクセス数が低下する。だから12月は20日を過ぎた辺りからアクセス数が減ることが多いのだが、今年はなぜかそういう傾向が見られなかった。何となくではあるが、ネットの向こうにいる人たち(要はこのサイトを見てくれる人)が変わったような感じはしていたのだが、改めてデータを見ると、その印象は当たらずとも遠からずだったのかもしれん。
最後になったが、上位の個別ブラウザシェアは次のとおり。
1位 IE8 43.5%(前月+5.3%)、2位 FX3.6 18.9%(前月-3.6%)、3位 chrome 8.9%(前月-0.9%)、4位 IE7 8.8%(前月+1.0%)、5位 IE6 8.4%(前月+0.1%)