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2010年10月17日

己のことばかり考える奴は己をも滅ぼすやつだ

[つれづれなるままに]
とある会社での話。その会社ではビジネスユニット制を用いて部門の収益状況を判断しているらしい。これはどの部門が収益性が高くどの部門がダメなのか判断する一つの指標となりうるものなのは事実だ。その会社で、とある奴が「この費用はなんでうちで持たなければならないのだ」と言ってきたらしい。

以前PL/BSも読めない馬鹿というエントリにも書いたことがあるが、こういう数値を見る場合に一番大事な事はその数字の推移である。拡大しているのか減少しているのかそれとも均衡しているのか。そしてその理由はなぜなのか。こういう観点から数字を読まないとどうしようもない。

ビジネスユニットのような、いわゆる「部門損益」を追い求めるときに、忘れてはいけない事がある。それは「所詮全体から配分された数字でしかない」ということである。1000万の売上の会社の一部門が1000万を越える売上になるがずがない。

しかし、数字の成績だけを気にする輩は収入は自分の部門に取り込みたがり、費用は他の部門に押し付けたがる。当然といえば当然だが、そういう輩は七人の侍で勘兵衛が茂助らに言い放った言葉を覚えておいた方が良い。
離れ屋は三軒
その三軒のために二十軒を危うくは出来ん
また この部落を踏みにじられて 離れ屋の生きる道はない
いいか 戦とはそういうものだ
人を守ってこそ己も守れる
己のことばかり考える奴は 己をも滅ぼす奴だ

この言葉は耳にこびりついて離れない。自分の部署だけを良く見せようという奴は自分の部下などを思っているのではなく、自分の成績だけを追い求めている奴ばかりだ。自分を良く見せたいがためだけに平気で他人を蹴落す。部下は蹴落とされた人間を見て「明日は我が身か」と思う。だからそんな人に信頼を寄せる奴はいなくなっていく。気がつくとそいつのまわりを固めてくれる人は誰一人としていなくなり、その部署は滅びるのだ。

久々に自分の成績だけを追い求める奴の話を聞いて勘兵衛の台詞を思い出したので書いてみた。

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posted by oyajiman at 2010年10月17日 23:00:00



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