久々に黒澤が見たくなり、
生きるを借りてきた。黒澤映画を全て制覇していない俺なのだが、DVD化も完了したわけだし、「生きる」をみて全作品制覇しなければと改めて決心するに至った。
黒澤の映画は、ある面で少し演出が鼻につくようなところがあるように思う。「生きる」も、葬式の場面ではちょっとくさいなぁとは感じたのも事実だ。しかし、黒澤の映画が大好きなのはいつまでたっても変わらない。それに、現在の映画の大きな流れを作った監督であることは、俺が言わなくたってみんなが認めている事だしね…
「生きる」でぐぐると、なんと、
ドリームワークスがリメイクする話があるではないか。どんなものができるか楽しみではあるが、元の作品の重みはとんでもないレベルであるので、そのレベルを超えられるのかは非常に疑問だ。どのようなリメイク版ができようと、この作品の評価が上がることはあっても下がることはないだろう。
思い起こせば、中学生のころに深夜のTV放送で「七人の侍」をみたときが、黒澤作品との最初の出会いだった。俺が大学に入ってビデオを手に入れ、「七人の侍」を運良く録画することが出来た。録画した「七人の侍」は、テープが擦り切れるほど見た。せりふもそらで言えるくらいだ。携帯の着信音も、今だに「七人の侍」。けど、携帯の着信音は、もしかしたら「恋せよ乙女」になるかもしれないな。