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2004年03月03日
繁栄と衰退
[だめだこりゃ株式会社]
だめだこりゃ社がどのような商売に目を付け、どのように展開していったかはご想像にお任せしよう。
その当時、だめだこりゃ社にはやり手の専務がおり、この専務がだめだこりゃ社の次の事業基盤を作るべく邁進していた。その新規事業はそれなりの成果を見せ、ある部門では営業利益率20%を超える事業になっていったのである。
有能な部下は、その会社オーナーにとって非常に頼もしい存在であるが、その部下の勢力が強大になるにつれ、オーナーとしては面白くない存在に変わっていったのは想像にかたくない。権力者が、自分の権力をおびやかす存在の排除にかかるのは至極当然のことだろう。
そこでオーナーは、あるコンサルタントと、T大卒のオーナーの弟を相談役としてだめだこりゃ社に呼び寄せた。本来の意味では相談役=コンサルタントなので、要はコンサルタントを2人導入して、この専務を抑え込もうとしたのであろう。
しかし、このコンサルタント、大した実績もあげていないのにオーナーに取り入るのだけはうまいというとんでもない野郎で、そこに見栄ばかり張りたがる相談役がからんだものだから、ありとあらゆる設備は過剰投資となっていったのである。
このころはバブル最盛期で、金融機関もどんどん金を貸してくれた。設備投資過剰であるから、運転資金は借り入れでまかなうようになっていったのはそれからまもなくのことである。
posted by oyajiman at 2004年03月03日 02:12:03
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