2年ほど前に
しょぼい人間I/Oの弊害というエントリをあげたが、今回のtwitterの盛り上がりで「ホント人間のI/O、特にOの方ってしょぼいよな」と改めて思った。
PCは計算がべらぼうに速い。そのため、個人で使用しているパソコンなどは、そのほとんどの時間がアイドル状態なはずだ。そして、いざ何かを調べようとしたらブラウザのアイコンをダブルクリックして検索したりする。この場合、人間の脳はPCを遅く感じているに違いない。考えたことをPCに落とし込むまでの時間がかかりすぎるのだ。これはマシンがどんなに速くなってもぶち当たる壁だ。
しょぼい人間I/Oの弊害というエントリにも書いたが、PCを使い始める前まで、もっともっと考えるのが速かった気がする。それがいつのまにかキーボード入力のスピードにまで思考スピードもデ・チューンだ。
これからPCが小型化され、網膜ディスプレイやスカウターのような眼鏡型ディスプレイもどんどん実用化されるだろう。そして、ある日突然ウエアラブルコンピュータは爆発的に普及すると思う。ウエアラブルコンピュータの機能限定例としてカーナビが挙げられると思うが、これは機能を限定したことでUIが洗練されて誰でも使えるようになったから普及したのだと思う。かたや本当の意味でのウエアラブルコンピュータの場合はどうなるか。この場合、やっぱり問題なのは人間のI/O、特にOだろう。今のようなキーボードとポインティングデバイスだけではまず普及しない。「ああ、腹減ったなぁ・・・」で視界にあるところの食い物屋が示されればいいが、歩きながら「食事 安い イタリアン」なんてキーボードからいちいち入力しようとは思わない。
そもそもこのキーボードとポインティングデバイスというUI、昔からまったく変わっていない。昔に比べればキーボードアレルギーの人はずいぶん減ったが、キーボードを打つより書いた方が速い人の方がずっと多いし、しゃべりはさらに早く出来る。これだけでもキーボードというUIがボトルネックになっているのが判る。キーボードに変わるUIは出てくるのだろうか。BMIはいつ頃実用化されるのだろうか。このあたりは
電子脳雑感 脳コンピュータインタフェースその1とか
電子脳雑感 BMI革命‐電子の目にも書いたけれど、考えるとワクワクするね。
僕には1本、感度のいいポインティングデバイス付いてます! たまにジョイスティックになります! ただし街頭では使用できません。捕まります。・・・すみません、下ネタで。
思ったこと、考えたことが実行されるというのが一番なのでしょうが、まだまだそこまで人間の脳が解明されていないようですね。
そういう意味からも、機械より人間側にネックがあるようですね。
思ったこと、考えたことが実行されるというのが一番なのでしょうが、まだまだそこまで人間の脳が解明されていないようですね。
そういう意味からも、機械より人間側にネックがあるようですね。