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2009年04月20日

新聞は定食なんだよね

[つれづれなるままに]
森の路はずれ - 新聞とはぐうたら人間推奨メディアであるが面白かったので俺も書いてみる。

タイトルをもっと正確に言うと、定期購読している新聞は定食に近いよね、ということ。情報はある程度新聞社で見立ててくれるから、情報ソースから自分で選ぶ必要はない。そして出てきたおかずの中から好きなものだけ食べてもいいし、全部食べても構わない。それと対照的なのが、食事で言えば「バイキング」とか「単品メニューの組み合わせ」。好きなものを自分で選びつつ料理の組み合わせも考え、バイキングであれば自分で盛り付けもしなきゃならない。

食事の例で見る限り、自由度が高い「バイキング」や「単品メニューの組み合わせ」は比較的若い年齢層や女性に好まれ、「定食」のような形式は年配者やサラリーマンが好む傾向があるようだ。この様な傾向が現れるのは、選んだり迷ったりすることを楽しく思えるかどうかが原因らしい。もっと簡単に言うと、悩みたくない人は「定食」を選びやすいというのだ。バイキングと定食を選ぶ人の根本的な違いは、実は「何を食べるか考える」のが面倒かどうかなのである。

定食は取り合えずおいしく食えるし、好き嫌いの分かれるものはさほど入ってこないものだ。同じように、新聞も自分で情報を選びたくない人には最高に素晴らしく幸せになれる情報ソースである。TVも同じだ。それに比べると、ネットはまず自分で情報を探しにいかなくてはならない。探し当てた情報も正しいかどうかもわからない。面白そうだから食べてみたらまずかったどころか俺には毒だったなんてものも山ほどあるわけだ。

定食とバイキングや単品メニューの組み合わせは、TPOによって使い分けるのが普通だ。だからどっちが良くてどっちが悪いという話でもない。どちらかが優勢になったりすることはあるだろうが、決して片方が消え去ることはないだろう。なぜなら、カルトが消えるときは定食もなくなるときだからだ。



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posted by oyajiman at 2009年04月20日 22:30:00



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