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2009年04月11日

「ジェイエムエスのさがわ」という奴

[だめだこりゃ]
昨日、職場に面白い電話がかかって来たのでさらしておく。電話の主は「ジェイエムエスのさがわ」という奴らしい。内容は「以前あなたが受講されておりました通信講座云々・・・」という、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれないものだ。

かなり前にも同じような電話がかかってきたことがあり、そのとき偶然いろいろな事が聞き出せた。その時の話によると、名簿に載っている奴は俺と同姓同名。しかし生年月日も住所も違う。ただ、そいつは以前うちの会社にいたらしい。といっても、ここ十数年のデータを見る限りそんな奴は在籍していないようだ。

この情報を得てから、このような電話への対応が非常にやりやすくなった。少々黙って聞いていて「あのー、同じような電話何回もかかってくるんですが、多分違う人ですよ。」でやんわり切り出し、「その人、住所どこどこで○年○月生まれですよね。俺は住所も生年月日も違うし、ましてやこの街に来てまだ○年なんですよ。」というと大体収まった。

しかし、今回は少々強烈だった。うろ覚えだがこんな感じ。
さがわ「(関西なまりで)ワタクシじぇいえむえすのさがわと申しまスゥ。この度おやじまんさまにおかれましては度重なるご案内にもかかわらず以前受講していた通信講座を続けられる意思が無い・・・(略)・・・つきましては明日加盟している250社から一斉に催促の電話をさせていただきまスゥ。」

語尾が軽くがって軽く気持ち悪い。
おやじ「(はぁ?)あの、何度かこういう電話かかってくるんですけど、俺は全く見に覚えが無いんですが。」
・・・しばらく押し問答・・・
さがわ「あなたと話していても埒が明きませんなぁ。アナタの上司と話をさせていただきますので上司の名前をお聞かせください。」
おやじ「えーと、もう一度会社名教えてもらえます?じぇいえむえす?お名前は?さがわ?下の名前はなんというのですか?」
さがわ「会社名も名前も申し上げているじゃないですか。とにかくアナタの上司に話をしたいと思いますので、上司の名前を教えてもらえまスゥ?」
おやじ「えーと、こちらでも御社の確認をしたいと思いますので、アナタの下の名前と会社の電話番号教えてもらえますか?」
・・・ふたたびしばらく押し問答・・・
おやじ「いやね、こちらは全然見に覚えが無いんで、出るとこ出てもかまわないんですよ。このまま別の電話で消費者センターに繋ぎながら話をしてもいいですか?」
さがわ「あなたね、開き直るのもいいかげんにしなさいよ。こちらから上司を調べて連絡させてもらいますがいいですか?じゃ、あなた電話切ってください。」
おやじ「あ、調べりゃわかるでしょうからどうぞ。そのまえにアナタの会社の電話番号を・・・」
さがわ「アナタから電話切ってください。」
おやじ・さがわ「でんわくぁwせdrftgyふじこlp・・・」

どっと疲れた。ついでに血圧もあがった。

こういった名簿はいろいろな所に出回っているらしく、大体年末や年始になると同じ電話が必ずかかってくる。こういう名簿に乗る奴は、電話をかけてくる輩に取っては上得意客、はっきり言えば騙されやすい金づるなんだろう。

今回ちょっと感心した点は、上司の名前を聞き出そうとしたことだ。これって意外とうまい手口だ。上司の名前がわかれば何が出来るかというと「詐欺」だ。だれそれ(上司の名前)から紹介されたんだが・・・とか突然言われたら、信じる奴も結構多い。その心の隙をついて売り掛け(要はツケ)で飲み食いしたり物を買ったりし、そのままドロンだ。

俺は自慢じゃないが通信教育なんてしたことはない。だから何を言われても心当たりさえない。そんなすっとぼけた相手からしたらなめた対応をしてきたから、今回は強行に来たんだと思う。こんなのもやっぱり経験で、経験値が上がれば対応もうまくなる。闇金からの電話にも出たこともあるのだが、それに比べればさがわのような奴はまだかわいい。

こんな電話がかかってきたら、絶対に相手には情報を与えないことが大事。情報を流すと、その情報を取っ掛かりに違う人にも迷惑がかかるかもしれない。また、まともな会社なら代表電話みたいな電話番号くらい言えるだろう。そんなことも言えないってことは、それこそお前の上司に言ってやるぞってところだ。

つか、本当に債権を持っているんだったら内容証明でもおくってよこせよさがわくん。まぁ、エントリのネタになったから許す。もうかけてくんなよ。



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posted by oyajiman at 2009年04月11日 22:30:00



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