食品偽造が騒がれ始めた昨年、俺はもっとヤバイのは沢山あるぞなんてエントリをあげている。その中でビルなどの受水層も結構危ない事を書いた。
聞くところによると、建築基準法が大きく改定される前は受水層を地中に作ることが許されていたらしい。今は当然ダメである。なんで禁止されたかといえば、それは異物が入り込む可能性が高かったからに他ならない。だけど、外に出したからといって100%安全とは限らないのは言うまでもない。

SC受水槽に男性遺体　その水を飲食店に供給していた！- J-CASTニュース

まぁ、外だししても実際にこんな話もある訳だ。

気分的にはあまりよろしく無い話ではあるが、水源であるダムには多分自殺した人の死体や動物の死骸などがたくさん沈んでいるに違いない。感情だけで善し悪しを決めるのはどうよでも触れたが、デカさの秘密は人糞と人間の死体？ 中国産ウナギがヤバい！という真偽は定かでは無い話もあるようだし。

根本的な話をすれば、衛生の基本は「希釈」であって「消毒」ではない。だから、ショッピングセンターという規模を考えた場合、単なる自殺であれば今回のビックリ話も衛生面はさほど問題はなさそうに思う。だって、多分ショッピングセンターレベルだと一日の水の使用量は多分100tくらいになるはずだ。仮に死体を一気に粉砕しても、その濃度は60kg÷100000kg(100t)=600ppm程度で、さらに30日で徐々に流れたとしたらたったの20ppmでしかない。ウンコだけ考えたら多分1ppm以下だろう。死体が全て水に解けてしまうはずはないし水温は10℃程度だろうし残留塩素もあるしで、そんな気にする話でもないだろうって、俺の希ガスレベルだけどね。そんなこと言うお前はその水飲むかと言われれば、知っていたら飲まないだろうけどね。だけど俺のいたビルの方がよっぽどヤバいだろうし、知らなきゃ問題のないレベルなのも確かだろう。

死体入りは極端だけど、受水槽なんて何が入っているか判ったもんじゃ無い。ビルの飲食店などではフィルターを通した水を使っているところも多いだろうし、コーラとかのディスペンサーはほぼフィルターが付いている。そのフィルターを交換すると中からゲル状の物体が出てきてびっくりしたりする。綺麗そうに見える水とて、汚れを集めればそれなりに集まるのだ。そんなのが嫌だったら工業用純水でも買ってきて飲むしかないだろうね。

このショッピングセンターも正確に発表すれば気持ち悪がられるしぼやかして発表すれば「なんで隠すんだ」と言われるしで大変だね。