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2008年09月17日

寄るなクソオヤジ

[二ホンオヤジの復権]
今朝はいつもの通勤電車でいつも座る席に既に誰かが座っていた。いつも座る席というだけで俺の指定席ではないので、この席だったらよかろうと空いている席に座る。たぶんこの席なら大丈夫、あのオヤジは来ないだろう・・・

電車はいつもどおりに発車し、あのオヤジが乗ってくる次の駅に着いた。誰かが俺の前の座席に座った。俺は我目を疑った。俺の目の前にいるのは、あのクソオヤジではないか。

このクソオヤジは、いつもと同じ仏頂面で2人掛けのシートの約3/5を占拠した。それほど大きい身体でもない癖にやけに威張りくさって股をどんと広げ、右脇には鞄を置き、向かいの俺の足に自分の足が当たろうとお構い無しでシートを占拠してくる。そのブルドックのような仏頂面はこの世の全てが不満といった様相で、眼鏡の奥のよどんだ眼球は全てを見下したような目つきであり、笑った顔さえ想像できず、そして臭い息を吐いてくる。

静かな車内で何度も大きな咳払いをし、どんなに車内が混もうと隣に人が座ろうと自分のスペースは譲ろうともしないその様は、まさに自分さえよければそれで良いニホンクソオヤジそのものである。こんなクソオヤジとは仕事上でもつきあいはしたくない。今日は朝から最低の気分である。二度とこのクソオヤジは見たくない。今度から車両を変えよう。

だが、なぜ俺がここまでこのオヤジが嫌なのか、自分でもさっぱりわからないのである。生理的に受け付けないとしかいいようがない。このオヤジとは面識はまったくなく外見でしか判断していない。このオヤジは俺が毛虫のように嫌っているなど想像もしていないだろう。

誰かは俺の事もクソオヤジと思っているのだろう。知らないということは幸せだ。ニホンオヤジは絶滅種だが、亜種のニホンクソオヤジは健在のようだ。クソオヤジ万歳。


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posted by oyajiman at 2008年09月17日 22:30:00



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