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2007年07月23日

コピー10回あほくさ

[だめだこりゃ]
痛いニュース(ノ∀`):デジタル放送のコピー、「10回まで可」で合意 「孫コピーは不可」…総務省

世間一般ではコピーワンスが原因で地デジが普及しないと思われているようだが、本当にソウナノカナ?俺は違うと思う。TV番組なんてそこまでして取っておきたいか?TV番組なんて使い捨てであって、地デジが普及しないのはコピーワンスのせいなんかじゃない。

HDレコーダは確かに便利なんだけど、録画してまでみたい番組なんてそんなにはない。録っておきたいと思うのは、映画、スポーツ、超人気ドラマ、ドキュメンタリ、そんなものだ。若手お笑い芸人の番組やどうでもいいようなドラマなんてどうでもいいし、ニュースを録画してずっと後で見るのも変だ。つまり「リアルタイム性の高いニュース」「映画」「スポーツ」「ドキュメンタリ」以外のコンテンツはゴミの確率が非常に高いということが地デジが普及しない根本的な原因だろうね。地デジだろうが地アナだろうが、どっちもほぼ同じ屁の役にもたたないものなのだから、アナログからデジタルに変更しなきゃならない理由なんてない。

そんな腐れコンテンツをDVDというたった数時間しか録れないものに移すこと自体もめんどくさい。大体200GBくらいのHDだったら、なんとなく気になった番組を録画しているだけであっというまに満杯になる。DVDに移すとか録画を消すというのはHDレコーダのメンテ作業なのに、そのメンテ作業にものすごく時間がかかる。ああ面倒。つまりコピーする以前の問題で、HDごと交換できた方がよっぽどうれしいのだがな。交換用HDをカートリッジにして売ってくれ。

このくらいあらゆるものがデジタルデータに置き換わると、コンテンツ自体にはオリジナルとコピーの区別はない。オリジナルとコピーの違いはジャケットだとか解説書だとか歌詞カードだとかだけで、コンテンツ以外の物に価値観が生まれてしまう。これってなんだかいつかどこかで見た光景だ。

PC-98全盛のころのソフトウエアはコピーも簡単だったため違法コピーのものがとても多く、オリジナルとの違いは「マニュアル」があるかないかだった。だからほぼマニュアルコピーみたいな解説書が結構売れていた。今はこのころに非常によく似ているような気がする。

人は物の価値観に対して金を払う。一番価値があるものはなんだ?それは大量生産出来る物ではなく、それしかない、そこでしか経験できない唯一無二のものだ。これからは「それしかない」という物に大きな対価が支払われるようになっていくと思う。だから、映画より芝居、CDよりコンサート、大量生産品より手作りという方向に進むような感じがする。そのニーズに関する情報のやりとりにWebが一役買うってことが本当のWeb2.0なんじゃないかと思う。いや、WindowsにならってWeb3.1かな?

一旦作り出した物からいつまでも利益を得たい気持ちもわからなくもないけど、それはもう意味のない事になりつつあると薄々感じているんじゃないのかなぁ。いわゆるイタチの最後っぺって奴。結局は不労所得なんだよ。爺様連中は既成概念から抜け出せないし先も長くないだろうから、年寄りは生きている間はいたわりましょうねっていうことでひとつ。



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posted by oyajiman at 2007年07月23日 02:29:33



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