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2007年02月18日

理系と文系についてのうんちく

[うんちくん]
先日とある身内のブログで、理系と文系について述べられておりました。ま、俺のことなんだけど。

そこにある通り、一般的にみたら俺は超理系です。あるときに性格診断テストを受けたことがありましたが、俺の診断はまるでマシーン。オマエはほぼコンピュータだと言わんばかりの診断結果で、さすがの俺も少なからずショックを受けた記憶があります。

さて、理系・文系の根本的な話に立ち帰りますと、理系と文系の違いとはなんだってことがあります。これはWikipediaによりますと、学問分野を区分する場合、
文系とは主に、人間の行動や思考が何らかの形で関わった現象についての学問であり、理系とはそれらを含む自然科学全般を、実証的に研究する学問
ということらしいのですが、世間一般の感じかたはちょっと違うような気がします。

世間一般では、「理系」は数字や機械に強く理屈っぽい人を指し、それ以外が「文系」と位置づけているような気がします。で、簡単にふたつに分けたがります。
イメージ図
image1

みなさんこんな感じで白黒はっきりつけたがるんでニセ科学なんかが幅を効かせちゃうのですが、本来はこのように二分化されるような簡単なものでは無く、ある場面では究めて理系的だが違う場面では文系的ってこともあるわけです。そういう場合はどうなんだなんて考えると夜も眠れなくなってしまうのですが、ある人が理系かそうでないかは場面場面での理系度文系度の強さを全て合計し、全体で理系文系それぞれの持つ要素のどちらが強いかを漠然と判断しているものと思われます。
イメージ図
image2
この図のような中で、どの位の位置にいるかという判断を極めて主観的に判断していることになります。

しかし、世間一般で「理系」の特徴はとても具体的にあげられることが多いのですが、文系についての特徴はあまり聞いたことがありません。これは何を意味しているのかというと、世間一般のイメージとしては上記イメージ図のような分布では無く、文系という母集団の中に理系が存在していると捉えていいでしょう。
イメージ図
image3

この構造こそが「理系」が「文系」を軽んじてしまう大きな原因であります。理系から見れば文系のアドバンテージはあまり無く、文系はそのアドバンテージを「これだから理系は」の一言で片付けられてしまうことが非常に多いのも事実です。

何事も計測したがるのが理系です。20世紀の大発見に相対性理論がありますが、あの理論も全ては光のスピードありきから始まっているように、物事を一定の物差しで客観的に計測していくことは非常に大事なことです。理系の思考回路は「この物差を使えばこういうふうに計測できる」で、その物差は比較的客観的・普遍的ななものが多いように思います。また、当然ながら違う物差で計った場合、結果が違うこともよく分かっています。方や文系はどうかというと、物差の目盛が時と場合によって自在に変化しながらも同じ物差で計っているつもりになっているということが多いような気がします。

昔、アルバイトに「それ何個ある?」と聞いたら「1、2、3…たくさんあります!」と答えが帰ってきて唖然とさせられたことがありますが、俺はこの会話に理系VS文系が凝縮されているのではないかと思えるのですけどどうですか?


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posted by oyajiman at 2007年02月18日 08:18:00



コメント

ぷえる

文系は真実を大事にする
理系は真理を大事にする

って言いますね
(真実なんて当事者が誰かとか時と場合によってコロコロ変わる物ですしね)
2007年02月18日 13:37:11

oyajiman

真実って、(その人にとっての)真実ってことになりかねませんもんね。
2007年02月19日 12:30:30

バカ嫁

ほ~う…さすがウンチクたれですな。「マシーン」は言うことが違いますね。(最初で最後のコメント)
2007年02月19日 16:11:19

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