かなり物議を醸し出している8月2日の試合だが、
切込隊長の
19歳の亀田興毅さんが、その人生を賭けて、私たちに教えてくれたことというエントリをみて、日本の経済は本格的に回復してきたのだなと実感した。
試合の勝ち負けは別として、このような大々的な興行が平日に、それも試合時間のかなり前から特番が組まれて放映されるなど通常ありえない。さらには
リングサイドには各界の著名人が集結したらしい。世界戦とはいえ、ボクシングの試合にしてはあまりにもハデハデである。これが全盛期の具志堅のような世界中が認める強いボクサーの試合ならまだ話はわかるが、強いと言う話だけの19歳のボクサーの試合なのである。
バブル崩壊後の日本経済の低迷に連動して、限りなく黒に近い人たちは黒から出来るだけ白に近く見せかけるための努力をしてきたのだろう。この失われた10年で、多分黒い人はかなりのノウハウを身につけたものと推測される。苦しい中でも様々な工夫をし生き延びてきた。その成果の一端が多分この試合だったのではないか。
物事には表があれば裏が必ずある。裏の勢力が強くなったと言うことは、表も強くなっているのだ。これは本格的に日本経済が回復してきたという証である。
亀田興毅はそのことを我々に教えてくれたシンボルなのだ。あくまでシンボルでしかないがね。