昨日社長から
「ホームページBlog化」について催促されてしまった。
おやじまんの心の叫び
いや、ここまでぶん投げていたわけではないんですよ。ただ、割り込み処理が多数入ってきましてですね。その割り込みだって、社長、アナタが入れてるのって結構ありませんか?それに簡単におっしゃいますけどね、一度スタイルシートのソースでも見てくださいね。これ直すんですよ。業者に頼んだら、下手をすれば50万くらいかかりますよ。それを…
といったああいえば上祐はさておき、なんでもかんでもこっちによこすな。
なんで全社の数字のまとめから経営計画から会議の運営からPC関連の雑用まで俺がやらなきゃいけないんだ。それだけじゃなくて、もっと大仕事抱えてるの知ってるだろ?ほんと、誰のためにやってると思ってんだよ。仕事だからやるけど、それなりのPayとか待遇とか環境とか整えろってんだ。俺だって一日は24時間しかないし、手だって2本しかないんだよ。わかってんの?戦車に竹やりで戦えってのか?
しかしまぁ、仕事の優先順位をはっきりさせると言うことはとても重要なことで、それが出来ない経営者ってのは非常にまずいと思うがいかがか。そもそもその部門のホームページ直したからって、売上に何ら影響はないはずだが、それが我が社の最優先課題だとでもいうのか?
私は当社のある部門のJavaScriptを書いて、そこから上がる売上は月150万以上になっているのだが、それに対しての報酬も何も今だもらっていない。よくやったの一言もない。私だけだったら我慢すればいい話だが、誰に対しても同じである。そのような対応が社員の士気を下げ、ひいては業績不振を招いていることを理解していない。たぶん理解する気もないのだと思う。なにせ「オーナー家」の会社であって、社員に対しては「働かせてやっている」くらいにしか考えていないのだと思う。顧客に対しても言わずもがなである。
この会社は長くない。長く勤めている人はすでに「茹であがった蛙」状態で、会社の実情はすでに崩壊状態になっていることにまったく気が付いていない。今の経営者では会社再建は無理だと断言してもいい。この社長のリクエストだけみても、経営能力に疑問符がつくのは至極当然だろう。
おっと、社長のリクエストからとんでもない方向に話が行ってしまったな。
poohpapaさんの
「潰れる会社」はすぐ分かる「潰れる会社」はすぐ分かる 2を読んでいたんで、つい過剰に反応してしまった。
上役の仕事は、「いかに部下にヤル気を起こさせるか、いかに能力を引き出してやるか、いかに仕事のしやすい環境を整えてやるか」、だから、おやじまんさんの嘆き、良く分かります。
何かの本で「5000ドルのコンサルタント料の話」を読んだのを思い出しました。ご存知かも知れませんが・・・、
倒産間際の会社に、ある経営コンサルタントが訪れて社長への面会を求めると、社長は「忙しいから」、と断ろうとします。ですが、「5分だけください」、と言われて会ってみると、そのコンサルタントは1枚の紙を出して、「今日のご予定を、仕事もプライベートも思いつくまま全部この紙に書いてください。そして、それに優先順位を付け、5番目までの用事は必ず今日のうちに済ませてください。それを毎日続けて頂ければ、貴社は必ず立ち直ります」、と言って帰っていきました。社長は「なるほど」と思い、その日から毎日言われたとおり実行すると、会社はコンサルタントが言ったとおり、見違えるように業績を上げ始めて立ち直りました。しばらくして社長はコンサルタントを呼んで、「これでいいかね」、と5000ドルの小切手を渡しました。何十年も前の話ですから、今の5万ドル、いえ10万ドルにもなる額でしょう。
おやじまんさんのコラムを拝読して思い出したのですが、たしかカーネギーの「人を動かす」という本の中にあった話だと思います。この教訓は今の時代にも通用する話ですね。
長々と失礼しました。
いつも私のコラムをお読みいただきまして本当に有り難うございます。あ、トラックバックも(^^♪